新型コロナウイルスの影響で生活、仕事等に悩みを抱え、今後に不安を抱えている人らを支援しようと11月2日(月)・3日(火・祝)の2日間、午前11時から午後3時まで、永山北公園で「コロナ困りごと相談会」が開催される。主催は同相談会多摩市実行委員会。当日は、生活・労働・法律に関する相談や、生活資金援助に関する相談に専門家らがのってくれるほか、食料配布なども行われる予定だ。
今年、突如として世界中を襲った新型コロナウイルス。一時期に比べ、国内での感染は落ち着きを見せているものの、感染者数は増えているのが現状だ。感染拡大によって、国や自治体による給付金などの支援策が施されているが、「給与が減った」「仕事がなくなった」「生活に疲れた」など日頃の生活への疲弊や不安、生活苦を抱えている人は多い。
そうした中、府中市で非正規労働者の労働相談や企業との交渉、野宿生活者や生活困窮世帯への支援活動などを行っている市民団体「府中緊急派遣村」らが弁護士や各地域の市議会議員の協力を得て、今年4月に「第1回コロナ困りごと相談会」を開催。この活動が多摩地域に広がりをみせ、5月には第2回が国立市でも開催され、両会場とも多くの相談者が訪れたという。
そこで、今回、多摩市、多摩市医師会の後援を受け、第3回が11月2日・3日に永山北公園で開催されることになった。「感染拡大は抑えられているものの、苦しんでいる人はいまだ多く、困窮者の増加と深刻化が危惧される。既存の社会システムのさまざまな歪みや矛盾も露わになった。行政と連携し、地域で困りごとを救い、ともに解決に向かう方法を模索したい」と実行委員長の妹尾浩也氏は話す。
両日とも、府中緊急派遣村や、多摩市社会福祉協議会、市内の企業、団体が協力。弁護士をはじめとした専門家が労働や生活、法律の無料相談にのってくれる。また必要な人には、食料の配布も行う予定だ。会場に来ることができない人のために電話(【フリーダイヤル】0120・021・013)やメール(【メール】getover.567@gmail.com)でも相談にも対応してくれる。
両日、相談ができない場合は多摩市社協(【電話】042・373・5611)、しごと・くらしサポートステーション(【電話】042・338・6942)でも受付。当日の問い合わせは実行委員会事務局・伊地知さん【電話】090・3910・0334、相談会終了後の問い合わせは妹尾実行委員長【電話】080・5437・1302へ。
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