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市内出火原因 電気設備器具が急増 近年多発 多摩署が警鐘

社会

掲載号:2020年11月19日号

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 多摩市内の火災原因の割合が「電気設備器具関係」が急増していることが本紙の調べでわかった。多摩消防署(槇野稔署長)によると管内(多摩市内)の今年10月25日時点での出火件数は29件。そのうち、12件が「電気設備器具関係」による出火原因でとなっており体の41%を占める。「今後火災が起きやすい季節なので火の元に十分注意を」と同署は呼びかけている。

 東京消防庁の昨年1年間(2019年)の出火件数は、4089件(前年比116件増)。そのうち、主な出火原因の1位は「たばこ」で689件(同38件増)、2位は「放火(疑い含む)」で641件(同64件減)だった。一方で、「差し込みプラグ」85件(同21件増)や、「電気ストーブ」85件(同14件増)、コード62件(同5件増)、コンセント56件(同数)などの電気設備機器関係からの出火は、計1283件で前年から78件増加。火災件数全体の31・4%を占め、過去10年で最大となっていた。

 一方、多摩署では昨年1年間の火災件数は46件(前年比1件増)。主な出火原因は、たばこが7件(同2件増)、放火が7件(同5件減)、電気設備器具関係が9件(同3件減)だった。今年に入り、10月25日時点で出火件数は29件で、たばこが3件、放火が3件。電気設備器具関係が12件と昨年1年間よりもすでに多くなっており、全体の割合でも41・3%。最近5年で最も高い割合となっている。

機器の点検交換を

 同署によると「ここ最近、20年以上経過した蛍光灯の安定器から出火した火災が続けて発生している。特に故障が多い」と出火理由を話す。多摩ニュータウンは第一期の入居から50年近くが経過しており、古い電気器具を使用している家庭も多い。また同署によると、高齢者の増加に伴い、掃除が行き届かず、コンセントとプラグの間にホコリがたまり、それが原因で火災となる「トラッキング火災」も増えているという。

小さなこげ跡も消防署へ

 同署では「『小さなこげ跡』でも偶然に消えただけで大きな火災につながる場合がある。ブレーカーや、テーブルタップ、電気コード、コンセントと、接続のネジのゆるみやトラッキング火災が原因となっている。『焦げ臭いにおいがする』『ソケットが変色している』などの場合は早めに点検と交換を」と呼びかけている。

 東京消防庁では、その「小さなこげ跡」も火災にひとつとして扱っており、原因を調べて火災予防につなげている。「万が一、小さなこげ跡を見つけた場合、火が見えたり、煙や臭い、発熱はないか確認してほしい。また、電源を切ったり、プラグを抜くことができない、他に燃え移ったりしていないかを確認してすぐに119番通報を。火が消えている場合でも消防署まで相談してほしい」と警鐘を鳴らす。

 これから空気が乾燥しやすく、火災が起きやすい季節となってくることから同署では「火の元には十分にご注意を」と話している。

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