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多摩 トップニュース経済

公開日:2021.12.16

「新しい多摩セン」へ議論
賑わい、回遊性の向上目指す

  • 中央公園の計画コンセプトを示したマップ

 多摩中央公園と周辺施設をつなげ、多摩センターエリアの回遊性や賑わいを増すための議論が進んでいる。多摩市や公園周辺施設の関係者などが集まり昨年から数回にわたり会議を開催。まとまった構想案は来年3月に設立される中央公園の改修事業者らが加わる組織へと引き継がれていく予定という。

 多摩センターエリアの新たな盛りあげについては2016年に複合文化施設パルテノン多摩の改修事業が決まった頃からその必要性に関する話が挙がっていた。

 同エリアには商業施設やアミューズメントパークなどが広がり市内屈指の賑わいがみられる地区だが、人の流れが分散しがちで、文化を学べる場所や自然を楽しめるスポットもあるエリアの特性を生かせていないということが背景にある。

方向性など話し合い

 会議には市や公園周辺施設の関係者らが参加。昨年から複数回にわたって話し合いがもたれ、「方向性や賑わいを生むための企画案などについて話し合ってきた。今後、パルテノン多摩や中央図書館のリニューアルオープンもある。多摩センターエリアの回遊性を増したい」と会議のまとめ役を務める市の担当者。参加者のなかでは商業施設で買い物をした後に公園のイベントに立ち寄ってもらうには――などの議論が進んでいるという。

ポテンシャル高い

 そして、まとまった構想案は来年3月に設立される中央公園の改修事業者らが加わる組織へと引き継がれていく予定といい、その団体に名を連ねる予定の物林株式会社(江東区)の担当者は「多摩センター周辺は交通の便が良く、自然も豊かで賑わいが生まれる街としてポテンシャルが高い」と同エリアを評価する一方で、「リニューアルや新しい管理体制をとることで中央公園の魅力を高め、多摩センターエリアの魅力向上につなげていきたいと考えている」と話している。

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