若手舞踊家の登竜門となっている全国舞踊コンクールのバレエ部門(目黒区・3月)で2部1位となった諏訪中学2年の園田瑞季さんが同コンクールのアンコール公演に向け練習を積んでいる。開催は6月18日(土)。高い表現力に注目が集まっている。
同コンクールは創作舞踊、群舞などの部門もある国内最大規模のもので、例年全国から若手舞踊家らが集まり、技術、表現力を競う。
園田さんは10〜13歳が対象になるバレエ・第二部の部門で高い表現力が求められる「眠れる森の美女 第二幕」を演目に選び、大きな舞いで物語を表現。高い評価を受けた。
園田さんは「歴史あるコンクールで1位を頂けて、驚いた。指導してくださっている先生や、支えてくれる家族への感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔でコンクールを振り返る。
4歳から
園田さんがバレエを始めたのは4歳の時。バレエに憧れをもっていた母親の玉輝さんの勧めで習い始めると、気づけば音楽に合わせて踊り始めるようになるほど、バレエにのめり込んでいったという。
小学校入学後も遊びの1つとしてバレエと接してきた園田さんだったが、高学年を前に転機が訪れた。今も通う「YARITA YU BALLET STUDIO」(稲城市)代表の鎗田優さんから声がかかり、本格的にバレエに取り組むようになったのだという。
筋力トレーニングもある厳しい練習を重ね、めきめきと力をつけていった園田さん。新型コロナの影響で公演やコンクールの中止が相次ぎ、長く力を試す機会を失ってきたが、昨年からはジュニア大会などで好成績を収めるようになり、今回の舞踊コンクールでより花開いた格好だ。
指導する鎗田さんは「真面目で努力家。こつこつと努力を積み重ねていける。表現力の高さが魅力のバレリーナ」と園田さんを評する。
「心込める」
6月18日(土)に目黒区で行われるアンコール公演に向けて園田さんは「観覧する方々に演目の物語の情景を感じてもらえるように心を込めて踊りたい」と意気込む。
そして、将来は人の心に残るダンサーになりたいと話している。このアンコール公演のチケットや詳細については全国舞踊コンクール公式HPで。
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