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公開日:2023.11.02

聖蹟桜ヶ丘多摩川河川敷
芝生広場が供用開始
「せいせきカワマチ」に人出

  • 芝生広場に設置された遊具などで遊ぶ来場者

  • 多摩中生徒によるハチミツ販売

 聖蹟桜ヶ丘駅近くの多摩川河川敷で整備や社会実験が行われていた芝生広場「せいせきカワマチ」がこのほど供用開始され、10月14日には誕生記念イベントが行われた。イベントには多くの地域住民が訪れ、「川のある豊かな日常を実現したい」という地元自治会や商店会、事業者等で設立された聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり協議会の取り組みが形になった。

誕生記念に催し

 芝生広場は聖蹟桜ヶ丘駅北側にある一ノ宮公園を含む河川敷エリアに作られた。3年前に登録された「かわまちづくり計画」に基づいて、駅周辺を含む聖蹟桜ヶ丘のまちの魅力を高めようと検討会や社会実験などを行ってきた。社会実験では期間をしぼってドッグランや花火、ヨガなどを実施、民間活用を想定した公園利用のルール作りやニーズを検証してきた。

 そして、このほど芝生エリアとキッチンカーが停まれるスペースが整備され、民間事業者による営利行為やイベントなど幅広い活用ができるようになった。

初日から賑わう

 誕生記念イベントとして10月14日と15日には様々な催しが企画され、好天に恵まれた14日には多くの来場者で賑わった(15日は雨天のため中止)。主催は多摩市、同協議会ほか。

 当日は椅子やテーブル、レジャーシートなどの用具が無料で貸し出され、遊具や体験コーナーで楽しむ人やキッチンカーを利用して飲食する人などであふれた。地元の多摩中学校が作る聖蹟ハニーを使用したオリジナル商品の販売「KAOハニーマルシェ」も行われ、地域住民が活性化に携わった。また、近隣にオープンした商業施設「サクテラスモール」にも人が訪れ、賑わいを見せていた。

「エリマネ」設立

 供用開始に先立ち、芝生広場やキッチンカースペースでイベントや出店したい人をマネジメントする、一般社団法人聖蹟桜ヶ丘エリアマネジメントを設立し、市と活性化の推進に関する連携協定を9月27日に締結した。

 協定内容は芝生広場やキッチンカーの運営管理、賑わいづくりのための施策の実施、駅周辺の活性化に関する施策の実施となっている。同法人は桜ヶ丘商店会連合会、京王電鉄株式会社、東京建物株式会社という地元商店、企業からなる。

 同法人は「記念イベント以降も地域回遊型イベントの開催や河川敷で快適に過ごすための備品貸出などを通じて、聖蹟桜ヶ丘エリア全体の活性化に向けて取り組みを継続する」としている。

 投票で愛称「せいせきカワマチ」が決まった後に募集していたロゴマーク案は、芝生、川、桜が並んだロゴ=画像=に決まった。イベントで使用されたレジャーシートなどに、早速利用されていた。

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