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公開日:2025.11.20
私立緑ケ丘幼稚園
広い園庭が人工芝に
環境に優しい新素材採用
和田にある緑ケ丘幼稚園(有馬篤樹園長)ではこの秋「緑ケ丘グリーンターフプロジェクト2026」を立ち上げ、7000人を超える卒園生が親しみ、1700平方メートルある広い園庭のほとんどを人工芝化することを公表した。
来年2月 緑色に染まる
創立55周年を迎える2026年2月には「緑ケ丘幼稚園」の園名通りに、園庭が「緑色」となり、オールシーズン変わりなく遊ぶことができる。研究者の間では「人間の心にポジティブな影響を与える」「安らぎ、くつろぎ、平静、若々しさという感情を生み出しやすい」といった「緑色」のメリットを唱えている。さらに「子どもは緑にさらされることにより脳の容積が増加し、その領域が認知機能の領域とも重なっている」ことが明らかにされている。
芝生は、オールシーズン緑であること、養生のための立ち入り禁止期間が無いことなどを考慮し天然芝ではなく人工芝にしたという。今回導入する人工芝は「ミドルパイル」という従来のゴムチップ充填剤を使わない最新の特殊構造で、懸念されるマイクロチップの主因となるゴムチップ類の流出は回避される。そして、日射反射の拡散、形状安定性、防炎、帯電防止などのメリットがあり、子どもと環境に優しい未来を考えた素材だ。
芝生化を記念し、新たなマスコット「ターフくん」が誕生した。
従来ある大きな砂場では、子どもたちが引き続き泥んこ遊びもでき、遊びの範囲が更に広がる。
ウェルビーイングに力
同園では、質の高い教育や環境などSDGsの取り組みを長く行い、ビオトープや生き物との触れ合いなど本物体験による環境・教育に関わってきた。そして、同園では今後ポストSDGsとして国連でも提唱されているSWGs「ウェルビーイング」に力を入れる。子どもたちが人生をより幸せに豊かに生きる土台づくりを進めていくという。有馬園長は「子どもたちが主体的に友だちと楽しく遊ぶことが特に大切で、良い環境のなかで気軽に遊べる場を充実させることが大事だと考えました」と話す。
また、すでに4台ある全自動式スプリンクラーを新たに3台追加した。有馬園長は「オール緑で常に良いコンディションのなか、1歳半からの誰でも通園、2歳からのいちご組、ひよこ教室の子どもたちも含めていっぱい遊び友達との関わりを通してウェルビーイングの土台が作られるでしょう」と語った。
緑ケ丘幼稚園
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東京都多摩市和田712
TEL:042-375-6755
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