大和 人物風土記
公開日:2026.10.02
10月20日からみなとみらいギャラリーで写真展「そして園芸博へ」を開く 田村 幹夫さん 南林間在住 75歳
いつかカメラで恩返し
○…来年3月から国際園芸博覧会が開催される旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区)の夕焼け、その広大な敷地で野球をしたり、凧揚げをしたりする人たちの楽しそうな表情、それら一瞬一瞬を追った。その近くを走る海軍道路の桜並木もまた美しく、カメラ片手にそこへ通う理由の一つになった。20世紀の終わりから撮り続け、四半世紀。「そして園芸博へ」がいよいよ始まる。
○…東京都目黒区出身。中学3年生で横浜市保土ケ谷区へ移り、厚木市内の高校に通った。「海老名駅から見えた広大な水田としらさぎが記憶に残っている」と懐かしむ。このころカメラに関心が芽生え、アルバイト代は部品や現像に必要な薬品に費やした。被写体は日本の豊かな四季の移ろいが多かった。独学だったため、「写真部に入れば良かったかな」と少し後悔も残っている。
○…大学卒業後に入社した出版社に写真サークルがあり、そこで妻と出会った。結婚の後、37歳で大和市へ移り住んだ。「自然が豊かで散歩にも適している」ことを大和の魅力の一つに挙げる。時間を見つけては泉の森まで徒歩で向かい、植物や虫たちを気ままに撮影してきた。今回の写真展の題材である旧上瀬谷通信施設や海軍道路の桜並木も好奇心で撮り始め、のめり込んでいった。
○…70代に入って写真サークル「浜っ子クラブ」に入会し、今も精力的に趣味の世界を楽しんでいる。そんな充実した毎日を支えるのは、最愛の伴侶が作る「健康食」で、お気に入りは肉野菜炒め。「妻の協力があるからカメラを続けられる」と感謝する。夫婦共通の趣味は旅行といい、いつか屋久島を訪れることが二人の夢だ。「自然豊かなあの島で妻の笑顔を撮れたら」。夫にはそんな密かな目標もある。
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