創立30周年を迎えたJESCの代表監督 杉原 正博さん 中新田在住 61歳
好きな事は止まらない
○…30周年を迎えたジュニアイレブンサッカークラブ(JESC)の創立者で代表監督を務める。休日には、幼稚園から小学6年生まで、サッカーを通じて子どもたちに、礼儀マナーや協調性の大切さを教えている。「30年の歴史は色んな出会いを与えてくれた。多くの子たちが卒団し、立派に育ってくれている話を聞くと、とても嬉しい」と教え子たちの成長を喜ぶ。
○…中学時代は陸上部に所属し、県ベスト8に入るほど、身体能力は高かった。サッカー部からも誘いがあったが、この時にはまだボールを蹴っていない。「団体競技が苦手で、皆と混ざるのが好きじゃなかったんだよね」と苦笑い。足が速いという理由で推薦入学した高校で、その後の人生そのものとなるサッカーを始めた。競技の枠組みを超え、県内各地から集められたアスリートのひとりだった。入部当初、50人いた同級生は3年時には10人程度になっていた。サッカー漬けの日々を過ごし、県大会を制覇。大人数でひとつの目標を追う団体競技の魅力にのめり込んでいった。「ここまでやるとは思っていなかったね。中学生の夏なんかは暑いのが嫌で、水泳部と同じくらいプールに入っていたんだから」
○…大好きなゴルフは息子さんとラウンドすることも多い。先輩ゴルファーとしてアドバイスすると「うるさいから静かに」と注意をされてしまう。「息子は頑固者でのめり込むと止まらないんだ」と自身にそっくりな姿にどこか満足気な笑みを浮かべた。
○…「子どもたちに目標を口にさせること」。創立以来、変わらぬ指導方針だ。自分の言葉に責任を持ち、それに向かい考える力を養う。子どもたちが「優勝する」と言ったら、大人たちもそれに向けて真剣に取り組む。ひとつ考えれば、ひとつ成長する。「子どもたちは大人よりも急成長していく。その時にJESCの経験が財産になれば」と未来へつなげる。
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