大谷小4年長崎美柚さん 2度目の日本一に 全日本卓球選手権「カブの部」
浜田町在住の長崎美柚(みゆう)さん(大谷小4年)がこのほど神戸市内で行われた全日本卓球選手権大会の小学4年以下を対象にしたカブの部で優勝した。一昨年はバンビの部(小学2年生以下)も制しており、2度目の日本一となる。
同大会カブ女子の部には全国から予選大会を勝ち抜いてきた205人が参加。大会前まで全国ランキング2位だった長崎さんは、予選リーグを1セットも落とすことなく順当に通過した。
決勝トーナメントでも1セットも落とすことなく順調に4回戦、さらに準々決勝を勝ち進み迎えた準決勝は一昨年、バンビの部で優勝を争った相手と対戦。「打っても打っても返してくるし、新しいサーブもあって一番やりにくかった」と話す通り、今大会を通して唯一セットを落とした。
しかし昨年は準優勝で涙をのんだ悔しさから、「今年はなんとしても優勝をと練習してきた」という長崎さんは焦る気持ちを抑え、厳しい練習を積んだ自分を信じてプレー。結果セットカウント3対1で勝利し決勝へ駒を進めた。
迎えた決勝戦。1、2セットは危なげなく取ったが3セット目、相手選手が長崎さんの打球に慣れ始め10対10のデュースに持ち込まれた。「『このまま長引けば追い付かれ、相手のペースになってしまう。このセットで決めないと』と考えていました」と長崎さん。そこから持ち前の攻撃力を発揮し2本連取。終わってみれば3対0で勝利し2階級制覇を果たした。
目標は五輪で金
長崎さんが卓球を始めたのは5歳。祖父母に連れられ卓球場に足を運んだのが始まり。「本当はバレーボールをやりたかった」が次第にのめり込んでいった。練習は365日。バスと電車を乗り継いで湘南台の練習場へ出かけたり、ママさん選手や中学生と打ち合ったりと、ラケットを握らない日は無いという。
憧れは先のロンドン五輪で活躍した石川佳純選手。もちろん将来の夢は五輪で金メダルを取ること。「まずは9月の試合に勝つことです」とすでに前を向いて動き出している。
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