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海老名・座間・綾瀬 トップニュース教育

公開日:2025.12.19

海老名市教育現場
多様な学び舎を形に
フルインクルーシブ推進

  • 「こんな学校だったら」 アイデアを形にしてゆく

 「フルインクルーシブ教育について考えるワークショップが12月6日、海老名市役所で開かれた。インクルーシブとは障害の有無や国籍などに関わらず、一緒に学べる環境のことで、参加者が「レゴ ブロック」を使って思い思いのアイデアを発表し合った。

 海老名市は教育大綱で昨年、フルインクルーシブ教育について21項目の計画を立てた。その中には勉強に集中しやすいパーテーション空間の設置や、時間を理解しやすいデジタル表示時計といった環境整備、支援ボランティアの配置、対話の場などが盛り込まれている。

 ブロックを使ったワークショップは、考えを共有しやすくフラットな関係で対話しやすくしようと、昭和女子大学の森秀樹准教授が提案。森さんは海老名市出身で、小学校のプログラミング教育などを研究している。

 机上に広げた紙には「安心」「風」「中心に広場」「高かったり低かったり」などのキーワードで埋まった。参加者の一人はボールプールを備え個別学習も選べる教室を形にした。別の参加者はパーツを並べるように配置。自由にレイアウトでき、誰もが室内を移動しやすい学び舎だ。アイデアを合同作品にするグループもあった。

 教育委員会の関係者は「不登校が400人ほどに増えている。学校のシステムや枠が合わないという声もある。このままでは学校が選ばれなくなるのではないか。支援は全ての子に必要であり、共に学べる学校をつくりたい」と話した。

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