小田急・相鉄海老名駅とJR海老名駅間123・2mを結ぶ自由通路整備事業の起工式が3月27日に行われ、内野優市長ら関係者が工事の安全を祈り鍬入れの儀などにのぞんだ。
2001年から整備が始まった自由通路について市は、海老名駅周辺のまちづくりの中心的な都市基盤と位置づけている。ビナウォークを中心としたまちづくりが進んでいた東口側から先行的に工事が進められてきた。
今回、着工する駅西側には幅員4mの橋が1988年に完成。小田急・相鉄駅とJR駅の乗り換え客や、下今泉地区の企業に勤務する人の利用が大半を占めているが、(仮称)ららぽーと海老名を核とした区画整理事業が具体化し今後、利用者が大幅に増えることから、幅員12mの新たな橋が整備される。
行政関係者や工事関係者など約100人が参加したこの日の起工式では内野市長と倉橋正美市議会議長が盛り砂に鍬を入れ、工事期間中の安全を祈願した。
本格的な工事は6月ごろから始まる。既存の橋の隣に新橋を設置し、新通路への切り替え後に既存の橋を解体する予定。通路上には動く歩道やミストシャワーが備えられ、市駅周辺対策課によると2年半後の西口エリアの「まちびらき」までには供用が開始される見込みだという。
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