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公開日:2014.05.16

空海ゆかりの法具携え行脚
6月8日に国分寺に

  • 「不滅の聖燈」の火が灯る灯篭を手に歩く僧侶(上)と国重文の三鈷杵(右)

 来年4月の高野山開創1200年記念大法会に向け、僧侶や信者らが弘法大使空海ゆかりの法具などを携え全国を巡る「高野山結縁行脚」が6月8日(日)に国分南の高野山真言宗国分寺(山縣和昭住職)を訪れる。

 行脚は4月6日に北海道函館市の高野寺をスタート。1年かけ全国を巡り空海の教えを広めながら各地で縁を結びながら開創法会の意義をPRする。

 今回の行脚では空海ゆかりの2つの法具が運ばれる。「不滅の聖燈(しょうとう)」。高野山の奥之院で1千年近く燃え続け「空海の生命のシンボル」とされる灯明で、ここからとった火を納めた小型灯篭がそのひとつ。

 もうひとつは空海が留学先の唐から帰国する際、明州の浜から日本に向けて投げ、帰国後、高野山でこれを発見し、伽藍建立を決意したとされる伝説が残る「飛行(ひぎょう)三鈷杵(さんこしょう)」(国重文・総本山金剛峰寺蔵)を模し製作された「祈念三鈷杵」だ。

 聖燈と三鈷杵は4月下旬に関東地方に入り、北関東を巡っている。埼玉から東京を回った後、5月末に神奈川県内に運ばれ、横浜や藤沢、茅ヶ崎、平塚を巡り6月8日に海老名に入る。

 山縣住職は「弘法大師ゆかりの法具をご覧いただけるとても貴重な機会。三鈷杵は触れることもできるので、多くの方にご来寺いただければ」と話している。

 問合せは同寺【電話】046・232・3000へ。

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