戻る

海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2016.01.22

相鉄線海老名・横浜間
運休の影に「ベタ雪」
週明けのラッシュを直撃

  • 海老名駅改札で立ち往生する人も(18日午前9時撮影)

 南岸低気圧の影響で、東日本や東北地方に雪が降った1月18日、海老名市でも初雪が観測された。この雪の影響により、相鉄線の海老名・横浜間が午前5時から9時半頃まで運休。通勤・通学の足に大きな影響を与えた。

 暖冬から一転したこの日の朝、最低気温0・6度を記録。市内でも雪景色が見られた。

 横浜地方気象台などによると、海老名市の降雪量は2〜3cm程度と、とりわけ多いわけでは無かったが、水分を多分に含む「ベタ雪」と呼ばれるタイプだったため、比重が重く、相鉄線の「かしわ台駅」構内の架線に想定以上の負荷を与え、結果的に断線。今回の運休の要因になったという。

8万人以上に影響

 また、これが通勤・通学時間と重なったため、市内3駅(海老名・かしわ台・さがみ野)の構内は足止めされた人でごった返しになっていた。復旧作業は9時半頃まで続き、通常運行は午後4時30分頃だった。沿線全体の利用者約8万4400人に影響が及んだ。

 同線を運営する相模鉄道(株)によると、架線が断線した「かしわ台駅」では、「ベタ雪」に加え、朝4時〜5時の間は積雪が急激に増加していたと説明。毎日行っている点検で断線を発見したため、運行を見合わせたという。

 架線のメンテナンスは1年に1度の頻度で行われており、雪の影響による同様のトラブルは2001年以来、15年ぶりとなる。

 同社の広報担当者は「今回は想定外の気象が原因だが、今後は巡回を増やすなどし、事故を未然に防いでいく」と話している。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

海老名・座間・綾瀬 トップニュースの新着記事

海老名・座間・綾瀬 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS