市内国分南在住の渡辺幸子さんと聡彦さん親子が自宅の一部を開放し、誰でも利用できる「コミュニティカフェ」を5月15日に開設する。認知症予防のトレーニングクラスを設けるほか、今後は子どもから子育て世代の親などの悩み相談や仲間づくりの場としても提供する方針だ。
通常のカフェとは異なり、地域活性や保健福祉の面を強くもつ「コミュニティカフェ」。高齢化や地域のつながりが希薄化していることなどを要因に、全国各地で高い関心が寄せられている。
各地域にあるサロンや子育て支援センターなど、行政や社会福祉協議会、包括支援センターなどが運営する場は市内約50か所あるが、個人宅を開放するケースは珍しい。
渡辺さんが「コミュニティカフェ」の開設に踏み切ったのは、認知症の母の介護生活がきっかけ。症状悪化をできるだけ防ごうと地域サロンに通っていたが、参加人数や開催回数が減少してきたことを危惧して、母だけでなく地域の人たちの居場所づくりとしても利用できるようにと自宅の開放を決意した。今年に入り急ピッチで構想を練り、オープンするに至った。
基本開放日は火曜・木曜・日曜日の午前9時から10時半まで。料金は1回500円で、会話や飲食を楽しむだけでなく、ゲームを用いた認知症予防プログラムなども利用できる。具体的には簡単な運動や体操、算数、文字書き取りなどを行うほか、パソコンを使った脳トレーニングが実施される。
オープン前の3日間は利用料無料で「体験会」を実施。日程は8日(火)、10日(木)の午前9時〜10時、13日(日)は午前9時〜10時、午後2時〜3時の2回開放する。
渡辺さん親子は「高齢者だけでなく、子どもから大人まで誰でも利用しやすい”居場所”にしていきたい」と話す。
問合せは渡辺さん【電話】046・259・6836へ。場所は海老名市国分南2の31の5。
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