海老名・座間・綾瀬 社会
公開日:2018.08.24
介護の悩み、少しでも軽く
市内医院が相談会を初実施
65歳以上の高齢者人口の割合が20ないし21%に達し「超高齢社会」となっている日本。2025年には第1次ベビーブーム生まれの団塊世代がすべて75歳以上となる中で、住み慣れた地域で安心して生活を送るために医療と介護の連携などが急務となっている。
こうした課題の解決を図るため、市内下今泉のえびな脳神経外科(尾崎聡院長)では「オレンジカフェ(介護相談会)」を8月10日、ららぽーと海老名のイベントスペース・EBICEN flattoで初開催した。
相談しやすい環境を提供
このイベントは、海老名の地域包括支援センターや在宅医療相談室、海老名・公助社会づくり推進の会など福祉関係者の協力のもと、企画実施されたもの。
同院では昨年4月から脳卒中や認知症に特化した通所リハビリ施設を院内に開設し、利用者から介護相談を受ける機会が増える中で相談できる場が少ないことを知り、市民の力になり貢献できたらとの思いから開催に至った。
今回ららぽーと海老名を会場にしたのは、病院だと入りづらく感じてしまう人も、家族との買い物ついでに気軽に立ち寄ってもらえるのではとの考えから。この日は近隣住民や同院の外来・リハビリ施設の利用者らが来場し、リハビリの専門職であるケアマネージャーに介護の悩みを話して工夫の仕方などを教わった。また、介護を行っている家族や患者同士の交流も図られた。
同院は「今後もこのような催しを実施していきたい」と話している。
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