2018年秋の褒章がこのほど発表され、市内大谷南在住の松本みよ子さん(67)が藍綬(らんじゅ)褒章を受章した。長年にわたる防犯活動の功績が評価されたもので、松本さんは「皆様のおかげです。一つでも犯罪を減らせるよう、今後も継続していきます」と感謝の思いを語った。
褒章は毎年4月(春)と11月(秋)に、学問や文化などの分野で優れた業績を挙げた人を称える制度。貢献分野に応じて色の異なる記章が贈られ、紫綬褒章など6種類が設けられている。
松本さんが受章した「藍綬褒章」は、団体活動を通じ産業振興・社会福祉の増進に貢献、または国や地方公共団体から依頼された公共事務に尽力した人に与えられるもの。松本さんは防犯指導員を33年間活動している点や、海老名警察署地域防犯連絡所連絡協議会の会長を務めていることなどが今回の受章につながった。これを受け「私がもらって良いものかと思ったけれど、本当にありがたいです」と話した。
地域活動に33年
末っ子が小学生になるタイミングで防犯指導員に。活動を始めた当初はシンナーやひったくりなどが目立った時期で、犯罪防止を呼び掛けるビラ配りなど啓発活動を行った。当時は男社会だったこともあり、メンバー15人のうち女性は2人。途中、紅一点になったこともあったが「家族の理解と協力があった事と、良い仲間に恵まれて、続けてこられました」と長年継続できた理由を話す。
現在も防犯指導員として、市民まつりなどイベントでビラ配りや警察の要請を受けてのパトロール活動などを行う傍ら、海老名署から指名されて2年ほど前から地域防犯連絡所連絡協議会の会長に就任。さらに、都合がつけば地元の「大谷自治会自主防犯パトロール隊」の活動にも参加するなど、地域の安全のために尽力している。
勲章者は市内から6人
秋の叙勲では長年にわたり国家や社会に対し功労のあった人に勲章が授与される。市内からは6人が選ばれた。受章者と勲章種別、功労概要・主要経歴は以下の通り(順不同・敬称略)。
▽林真〈瑞宝小綬章〉/保健衛生功労・元国立医薬品食品衛生研究所安全性生物試験研究センター変異遺伝部長▽伊藤健三〈瑞宝双光章〉/教育功労・元公立小学校長▽近藤敏昭〈瑞宝双光章〉/郵政事業功労・元日本郵政公社職員(特定郵便局長)▽佐藤市夫〈瑞宝双光章〉/国土交通行政事務功労・元関東運輸局総務部長▽杉山悦二〈瑞宝双光章〉/教育功労・元公立中学校長▽松永正利〈瑞宝単光章〉/防衛功労・元3等海尉
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