車椅子や介護ベッドをタイに届けた有志の中心メンバー 小泉 あずささん 扇町在勤 50歳
普通と違う、それで良い
○…奉仕団体「海老名ロータリークラブ」の有志が行った介護用具の寄贈。自身も車椅子生活を送り、仕事も福祉に精通している事からメンバーの中心となり、仲間を牽引した。「まずは第一弾が無事に終えられて、ほっとしている。今後も継続して事業を行っていくとともに、このつながりを活かして、活動の幅を広げていきたい」と抱負を述べる。
○…健常者から障害者へ――。美容師をしていた20歳の時、通勤途中で交通事故に遭い、車椅子生活を余儀なくされ中途障害者に。45人分の輸血を行い、手術回数は17回に至るなど、生きているのが不思議という状況だった。「絶望という言葉が頭に浮かばないほど、痛みに悩まされた」と当時の悲痛な思いを語る。一方で、退院日を自分で決めて療養プログラムを医師に要求したり、入院期間中にもリハビリの合間をぬって障害者就労施設で働くなど、普通では考えられないほどの行動力とモチベーションで苦難を乗り越えてきた。「一度は”無理”と言われた人生。やりたい事は全てやっていきたい」と話す。
○…福祉関連施設の経営支援を手掛ける「福祉・医療コンシェルジュ(株)」の代表取締役を務める。障害者になった時に「福祉事業に従事しよう」と考え、20代後半では、市内で障害者支援施設を運営する「(社福)星谷会」の立ち上げメンバーのひとりとしても活躍した。
○…このほかにも、海老名青年会議所やロータリークラブでの活動、えびな支援学校での講演など、様々な形で地域に貢献。今年やりたい事は、国際貢献とICTを使った福祉教育・支援だという。「いつどうなるか分からないから、遠い先の事はあまり考えない。とにかく今出来ることをやっていく。マイペースなの」と笑顔で話した。
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