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海老名・座間・綾瀬 トップニュース文化

公開日:2019.05.01

七重塔をARで再現
市民有志が集まり、団体結成

  • 市内各地に掲示されているポスターの一部

  • 詳細・問合せは上記QRのホームページから

 8世紀頃に建立されたといわれる「七重塔」をAR(拡張現実)で復活させようと、市民有志らが集まり、「海老名のシンボル”七重塔”を再現する会(えびなな会)」を結成した。現在、活動の認知に向け、市内各地でポスターの掲示をしているほか、AR制作への寄付金を募っていくという。

 歴史は古く、仏教の力で国家の安寧を祈願するため、天平13(741)年に聖武天皇の詔によって建てられた「相模国分寺」。この史跡から、同場所に高さ60mを超えた「七重塔」が存在したとされている。

 市内の海老名中央公園には3分の1サイズの複製があるが、七重塔の認知度は低く、大型商業施設やサービスエリアなどが「海老名のシンボル」になっている場合が多い。

 これを受け、市民有志らが「歴史的にも素晴らしい地である海老名」を後世にまで伝えていこうと、シンボル再現に向けて立ち上がり、同会が結成された。

 再現方法は、CGなどで作った仮想現実を現実世界に反映(拡張)するという”AR”を採用。ゲーム「ポケモンGO」などと同様に、スマートフォンやタブレットを通して見る事ができるようになる。

 七重塔のデザインには市内上今泉にあるチョークアート教室「ヒローズチョークアート」の協力のもと制作。ポスターは市内の多くの店舗で掲示されているほか、今後は飲食店などで使えるコースターを使って認知を広げていく。また、AR制作費等にかかる費用(900万円)の募金活動も今後展開していく予定。

 同会では「海老名にかかわる多くの人の力をお借りして”オール海老名”で制作にあたっていきたい」と話していた。

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