戻る

海老名・座間・綾瀬 コラム

公開日:2019.06.14

真打噺家・林家たけ平のちょいと一服

(四)芸人独特の縁起担ぎ「するとあたる」



 元号も新たに「令和」となりまして、初めて万葉集からの引用だそうでこういう事は今までに「れいわない」そうですね。



 落語は相も変わらずでございます、令和の時代もたけ平を宜しく御願いします。



 さて、前回に引き続き、噺家の「縁起かつぎ」の話の二回目です。落語家が嫌う言葉に「する」というのがあります。これは「興行がする」と言って嫌います。今の言葉に直すと「イベントが急にキャンセルになる」ということで「する」を縁起悪いとしますから、「する」を「あたる」に直して使用します。



 ですから、昔から「すり鉢」の事を「あたり鉢」とか、「墨をする」ことを「墨をあたる」とか言います、これ、落語から出た言葉なんです。



 ですから、「するめ」の事を何と言います?「あたりめ」って言いますでしょ?



 これは皆さん普段お使いになっていますが、落語の縁起かつぎから出た言葉なんです。

 

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    海老名・座間・綾瀬 コラムの新着記事

    海老名・座間・綾瀬 コラムの記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS