2020年が明け、本紙では元旦号での内野優市長へのインタビューに続き、市内商工業をまとめる地域総合経済団体「海老名商工会議所」の三田佳美会頭にも話を聞いた。三田会頭は昨年を振り返るとともに、今年の抱負などを語った。
――昨年を振り返ってみていかがでしょうか。
10月31日の臨時議員総会で第8期役員・議員改選が行われ、3期目となる会頭職を受ける形となりました。引き続き、海老名の元気のために頑張っていく所存ですので、皆様方には変わらぬご支援を賜れば幸いです。今回の改選で、11月1日から商工業者の拠り所となる「新商工会館の建設」に向け、これまで3人だった副会頭職を1人増やし4人にしたほか、女性や若手の常議員を積極的に登用しております。新商工会館の建設に向けては、検討特別委員会の答申、議員総会の承認を経て「移転新築」に向けた検討準備を始めております。
また、会館横にあった食堂棟については老朽化と劣化が著しく、非常に危険な状況にあったことから議員総会の承認を経て「解体処分」を行い、現在は駐車場となっております。
――今年の動きについてはいかがでしょうか。
まずは、新会館建設に向けて引き続き注力していく次第です。”地域総合経済団体”として、将来を見据えた会員サービスの向上と市民の方にも親しみやすい会議所にしていくために具体的な検討に入っていきます。また、海老名商工会議所は2000年(平成12年)4月3日に創立し、今年で20周年を迎えます。今後、歴史を積み重ねていく上で「区切り」と「記録」は大切であり、創立20周年記念事業を企画したいと思います。
――市の商工業の課題と解決に向けた取り組みについて教えてください。
「事業承継」「働き方改革」「人手不足」「消費税増税や軽減税率」など、中小・小規模事業者をとりまく課題は山積みです。商工会議所では、きめ細かい経営支援のみならず、企業ニーズに則した「需要対応型」の支援や地域振興策が必要になるのではと感じています。これに合わせ業種別に構成されている「部会」と、地区で構成されている「支部」、「青年部」や「女性会」から出された意見を要望や提言として取りまとめ、県や海老名市に提出し、行政と商工会議所がともに検討を重ねることで、1つずつ要望・提言事項が実現できるよう取り組んでいきます。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
海老名商工会議所には「EBINA PRIDE(エビナ プライド)〜私たちのまちを大切に想う気持ち〜」という合言葉があります。”事業者が元気で、市民の皆様と共にあること”こそが、経済活性化の原動力と考え、今年も役職員一同邁進していく所存です。
――ありがとうございました。
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