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海老名・座間・綾瀬 コラム

公開日:2020.01.24

真打噺家・林家たけ平のちょいと一服
(十二)色物について

 寄席という空間にご来場いただいたことはございますか?寄席の中でも一年中、毎日やっている演芸場のことを定席(じょうせき)と言います。



 そんな定席は、上野鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立演芸場と、五ヶ所ございます。その定席は落語だけではありません。色物といって、落語以外の演芸も間に挟まっております。



 例えば、漫才、漫談、マジック(奇術)、物真似、曲芸、紙切り、俗曲など、バラエティーに富んだ番組で構成されているのが定席です。



 なぜ、落語以外の演芸を「色物」というのでしょうか?それは、寄席にご来場いただければ分かりますが、表看板の今日の出演者が寄席文字という独特の書体で書かれて出ていますが、落語家は「黒」で書きます。一方、それ以外の演芸の人達は「赤」で書きます。黒でなく、赤で書く、色の付いたもので書くので、「色物」と呼ばれています。



 どの方が色物の方なのか、表看板を見たら直ぐに分かる仕組みになっています。どうぞ寄席にご来場してみてください。

 

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