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経産省 栄和産業に栄誉 ダイバーシティ経営を評価

経済

公開:2020年3月27日

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生産ラインで働く社員 =栄和産業第5工場
生産ラインで働く社員 =栄和産業第5工場

 経済産業省が16日、2019年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」を発表し、綾瀬市吉岡東の製造業、株式会社栄和産業(伊藤正貴社長)が県内で唯一選ばれた。全国105社が応募し18社が選ばれた。

 「ダイバーシティ」とは「多様性」を示す英単語。年齢や性別、障害、見た目などの個性に左右されない採用や人材育成などで、多様な人材の能力を最大限引き出し、競争力を高める企業経営を「ダイバーシティ経営」として政府が推進を後押している。

 経済産業省は2012年度に「新・ダイバーシティ経営企業100選」の選定を開始。18年度までの7年間で全国で250社を表彰してきた。

 19年度は105社の応募から、栄和産業のほか味の素やコカ・コーラボトラーズジャパン、オリックス、アクサ損害保険など大手7社と中小企業10社が受賞した。過去7年間の県内受賞企業は日産自動車など5社で栄和産業の受賞は県内で6社目となった。

「選ぶより育てる」

 栄和産業は1974年創業の製造業で主に建設機械や大型車両に使う外鈑部品を製作している。148人の社員のうち20人が女性で、65歳以上が13人、外国人40人、障害者8人が勤務。今年80歳になる社員がいて、厚労省から女性活躍の「えるぼし三ツ星認定」も受けている。

 伊藤社長は「インドシナ難民の受け入れで外国人の採用が始まり『3K(きつい、汚い、危険)』と言われたなかで定年を迎える社員が初めて出た際に継続雇用を始めた。女性活躍社会に適応するため女性を積極採用し、障がい者の雇用率を高めるため養護学校の職場実習を始め新卒採用するに至った」と話す。

 多様な人材の採用について「できないだろうという先入観はなくなった。幅広い採用で選ぶより、できるようにする事の重要さに気が付いた。社員を立派な納税者に育てる視点も重要」といい、4月は新たに12人の新入社員を迎える。

社員の声

 養護学校時代に職場実習で2週間、同社に通い、新卒で入社した中熊太輝さん(22)は「実習で来てここで働きたいと思った。初めは不安だったけどすぐに慣れた。仕事は楽しい」と話す。中熊さんはこの春、入社5年目を迎える。

 農業高校出身の新卒1年目の女性は「とても働きやすい職場で仕事が楽しい。溶接の技術をもっと磨いていきたい」と目を輝かせていた。

伊藤社長(左)と担当者の伊田さん(右)
伊藤社長(左)と担当者の伊田さん(右)

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