海老名・座間・綾瀬 コラム
公開日:2020.06.05
半径80センチの世界で生きて
Vol.2
「閉じ込め症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
身体の「五感」と「意識」は正常なのに、身体が全く動かない病気の末期状態を指すそうです。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)が有名ですが、脳橋という場所が患部の私にも、短期間ですがおこりうるようです。いわゆる植物状態に近い症状です。
私も過度にこの状態を恐れていて、書き残せる今のうちに「閉じ込めマニュアル」を作り、夫に預けているほどです。
なかには、まぶたは動くケースもあるようですが、こればかりは人によるようです。
人体というのはどこかに必ず無意識下に力が入っていて、それができないと関節などに自重で痛みを伴います。夜も眠れませんね。
瞬きができれば、まだコミュニケーションが取れますが、できないとなると痛くても声を発することもできないので恐ろしいです。今は視線を可視化するアイトラッキングや脳波を使い簡単なコミュニケーションができるそうです。時の流れを感じます。
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