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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2020.06.12

座間市内のリサイクル店
福祉事業に新規参入
就労支援B型事業所オープンへ

  • 左から佐藤洋行さん、湊くん、留美さん

 座間市ひばりが丘でリサイクルショップを経営する有限会社LCファクトリー(同市広野台、佐藤洋行社長)が、今年11月に障害者の就労を支援する「就労継続支援B型」事業所をオープンする。同社が福祉事業に乗り出すのは今回が初めて。

 就労継続支援B型は、身体や知的、精神に障害がある人や難病などにより一般就労が難しいと診断された人が受ける就労支援サービス。最低賃金が保証される雇用契約を結ぶA型とは異なり、軽作業などを短時間で行い、工賃を受け取るのがB型の一般的な特徴。

 リサイクルショップ「カエルファクトリー」営む社長の佐藤洋行さん(42)と妻の留美さん(40)には3人の子がいて、長男の湊さん(15)にダウン症がある。

 父親の洋行さんは「息子がダウン症なのは何かのご縁で息子の個性。その縁でずっと何かの形で社会貢献したいと考えていた。息子は先天性ですが、後天性の障害で家に引きこもる人の助けにもなりたい」と、福祉事業参入の理由を語る。

 5月30日には、ひばりが丘の事業所用地で事業所新築の地鎮祭を済ませた。かつて座間市内でガソリンスタンドを営んでいた佐藤生駒商店から建物を借りて今年11月に店を移転して作業所を開く計画で、20人の利用者に店の仕事を通じ就労支援を提供するという。

 4300人がチャンネル登録するユーチューバー(ミナトTV)でもある湊くんは「自分もここで働いて管理者になりたい」と意気込みを語っていた。

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