海老名・座間・綾瀬 社会
公開日：2020.07.03
坂歩いて座間を知る
市がウォーキングガイド発行
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作成に協力したガイドの会の伊藤浩史副会長、太田司郎会長、瀬戸千秋副会長（右から）
座間市は、市内の坂道を生かした健康づくりを目的とした冊子「座間市坂道ウォーキングガイド」を作成し、市役所などで無料配布している。
市教育委員会発行の「座間の道坂橋」によると、市内には名称のついた坂が84ある。市健康づくり課では、マイナスイメージの多い「坂」を、健康増進への良い要素と考えてもらえるよう、２０１７年からガイド作成の検討を始めた。
84カ所すべて調査
作成に協力したのは、座間ふるさとガイドの会（太田司郎会長）。同会は文化財のガイドなどをしており、市の「健康文化都市大学」でも講師として活躍している。
昨年の５月に依頼を受けた同会の伊藤浩史副会長（73）は、１カ月半かけて坂を実際に歩きながら６つのコースの素案を作成。その後、14人のメンバーで２〜３人のグループを作り、全てのコースを複数のグループで歩いて意見を出し合いながら修正を重ねた。
伊藤副会長は「私は84
ある坂すべてを歩いたが、景色などの面白さと、安全性を両立させてコース取りをするのが難しかった」と話す。ガイドには、地元の人にヒアリングした内容を盛り込みながら、昔の座間の生活ぶりをしのべる解説も付されている。
完成したガイドを見て太田会長は「ただ歩くだけではなく、郷土を学べるガイドになった。コースに惜しくも入らなかった特長的な坂は『坂チャレンジ』として別にコーナーを設けたのでぜひ見てほしい」と自信を見せる。市健康づくり課は「『３密』を避けた健康づくりとしても役立つ。これからの季節は特に、ご自身のペースで無理せずに挑戦してほしい」と話した。
ガイドは市役所や公民館のなど公共施設で入手でき、市役所ＨＰからもダウンロードできる。（問）市健康づくり課【電話】０４６・２５２・７９９５
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