海老名・座間・綾瀬版
公開:2020年7月31日
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第163回芥川龍之介賞の受賞作品が7月15日に発表され、藤沢市大庭出身の遠野遥(はるか)さん(28)の『破局』が選ばれた。遠野さんは昨年、処女作の『改良』で第56回文藝賞を受賞したばかり。芥川賞は初ノミネートでの受賞となった。
慶應大学法学部進学後に小説を書き始めた。
世界や国内の名作を片っ端から読破し「一番しっくりきた」夏目漱石の文体を手本に、ファンタジーや童話などジャンルを問わず意欲的に執筆。新人賞への応募を重ねた。
約20年間暮らした藤沢を離れ、現在は都内で3作目を執筆中。
河出書房新社の担当編集者は「純文学とエンタメ性を併せ持つ、これまでにない文体は『新時代の虚無』と呼ぶにふさわしい。独自の感性で可能性を切り開いていってほしい」と期待を寄せる。
芥川賞は年に2回、純文学を書いた新人に贈られる賞で、新人作家の登竜門。平成生まれの作家の受賞は遠野さんが初。
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