任期満了に伴い9月13日告示、同20日投開票で実施される座間市長選挙で、座間市議会議員の佐藤弥斗(みと)氏(50)が7月27日、本紙の取材に応じ、同選に無所属で出馬する考えを明らかにした。佐藤氏は「市民の声を聞く市民のリーダーとして、座間の未来を守っていきたい」と述べた。座間市長選への立候補を表明したのは佐藤氏が初めて=7月29日起稿。
佐藤氏は出馬する理由について、「遠藤市長の初当選時から遠藤市長の応援団として支えてきたが、3期目に入ってからは市民の声を聞く姿勢が薄れてきたように感じる。新型コロナウイルスへの対応でも市民の声が届いておらず、市の姿勢が伝わっていないことに危機感を覚え、この状況を変えていかなくてはならないと強く思った」と述べた。
具体的な政策は「8月1日に行う記者会見で発表する」としたが、取り組みたいテーマとして広聴事業と広報事業の充実を挙げ「市民の皆さんと話し合って地域の課題を一緒に考えていく『まちづくり懇話会』のような事業を実施したい。市の情報をわかりやすく届けられるよう、SNSなどさまざまな方法を活用した仕組みづくりも行いたい」と述べた。
これまで力を入れて取り組んできた市民活動については「生涯学習の側面がなくなってきていること、若い世代に活動が引き継がれていないことが課題。有償ボランティアなどサポート体制が行えるよう基金の設立も考えたい」と述べた。
地域再生計画の策定についても言及し、「座間市ではまだ策定されていない。企業の横のつながりを作り、経済をうまく循環させたい」と話した。子どもや若者の育成支援や、道路渋滞などの都市計画についても考えていきたいとした。
佐藤氏は1970年、東京都生まれ。法政大文学部中退。結婚を機に1990年に座間市に転入。2004年の座間市議会議員選挙で初当選し、現在まで4期務めている。
現職の遠藤三紀夫市長は7月31日の定例記者会見で出馬を表明する見込み。前回(16年)、前々回(12年)ともに市長選は無投票。今回複数人が立候補すれば、12年ぶりに投票が行われる。
1日に事前説明会
座間市長選と市議選の立候補予定者への事前説明会は8月1日(土)午後2時からサニープレイス座間で開催される。
県選挙管理委員会発表の6月1日時点の座間市選挙人名簿登録者数は11万460人(男5万5399人、女5万5061人)。前回選挙が行われた16年同月の登録者数は10万5764人で、4696人増加している。
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