海老名・座間・綾瀬 人物風土記
公開日：2020.08.28
海老名地域婦人団体連絡協議会の会長を務める
紅野（こうの） 弘子さん
海老名市上郷在住 76歳
○…今年の４月に海老名市に５地区にある婦人会に所属する約１００人の会員をまとめる海老名地域婦人団体連絡協議会の会長に就いた。それ以前は上郷地区婦人会に所属し、約13年ほど関わってきた。会長としては「生粋の海老名人でない自分がまさか」と断ろうとも考えたが、前会長の説得もあり引き受けることを決めた。「学習・奉仕・親睦が活動の三本柱。会の若返り化や新規事業を推し進めていきたい」と抱負を語った。
○…生まれは川崎の多摩区。18歳で初めて会社に就職してから52年間、退職するまで経理事務を担当してきた。31歳の時にはそれまでの経験を買われ、新宿の税理士事務所で勤務。多い時には20社以上を担当するほど仕事にまい進した。夫とは40歳の時に出会い、翌年結婚した。「物腰柔らかく、礼節を欠かさないところに好感を持って結婚した。70歳まで働けたのも夫の理解があったからこそ」と目を細めた。
○…就職や結婚などで多くの土地を転々としてきた。夫と共に海老名に定住を決めてからは、地域の知り合いを増やすために婦人会だけでなく自治会にも参加。「地域団体の活動に参加し続けたことで、同年代だけでなくもっと若い人たちとも友達になれた。地域活動は生きがいのようなもの」と顔を輝かせる。
○…コロナ禍で気が滅入っていくのを感じ、自分の中で凝り固まった”自分のイメージ”を変えるために、グレーヘアから「誰も染めないような色にしたい」と緑一色に染め上げた。次は緑に白のメッシュを入れるのも面白いかもしれないと、馴染みの美容師と相談しているという。「白や黒でなければいけないという固定概念が消えた。海婦連でも新しいことにチャレンジし続けたい」と話した。
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