座間市立相模中学校1年生の新地(しんち)真美夏さんが、8月18日に静岡県の東名カントリークラブで行われた「2020ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ」の12〜14歳の部女子で優勝の栄冠に輝いた。
「ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ」は毎年8月に3日間、中高生を対象に開催されている大会。
今年度は新型コロナウイルス感染防止のため、大会日程を1日に短縮し、今年最終学年の中学3年生と高校3年生を優先し先行エントリーを行っていた。中学1年生新地真美夏さんは先行エントリーの後に大会へ申し込みし出場した。
大会当日は全国から39
人の女子中学生が参加し、パー72の18ホールで腕を競い合った。
新地さんは自身が得意とする基礎に忠実で堅実なプレースタイルで前半9ホールで首位タイに躍り出ると、首位3人、一打差に3人が続く接戦のまま後半戦を迎えた。
出場選手のうち3年生が約半分を占める中、自分より飛距離を出す先輩の姿を見て、緊張をする場面もあったというが、後半戦も一歩も引かずリードを維持。
終盤では「上位入賞が見えて緊張の糸が切れかけた」とバンカーぎりぎりにショットを打つ危ない場面もあったが、全ホール中ボギーは2回に抑え安定した実力を発揮した。
新地さんは「コロナの影響で半年ぶりに大会に参加したので緊張した。自粛期間中に下半身の強化や、パターの精度を高めたので、努力の結果が出たと思う。夢のプロ入りに向けて結果を積み重ねたい」と話した。
兄妹で上位入賞
同大会の12〜14歳の部男子には真美夏さんの兄で相模中3年生の秀哉さんが出場し、59人中5位タイで入賞した。
試合は女子の部と同じホール数で争われ、秀哉さんは1ホールでボギー、2ホールでパーと出だしは振るわなかったが、距離が長いホールでバーディーを出しスコアを稼いだ。秀哉さんは「難所を攻略できたのが自信になった。次は優勝したい」と話した。
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