海老名市議会議長に就任した 倉橋 正美さん 海老名市国分南在住 65歳
いい海老名を残したい
○…11月13日に海老名市議会の議長に選出された。議場での就任あいさつでは「責任ある議決」の重要性を強調した。議員諸氏と市長にむかい深々と頭を下げて助力を仰ぎ、「市民生活の安定を目指す行政も翻弄された」と、コロナ禍で奮闘する行政職員を気遣った。慣例による任期は1年。「過去の事になりがちな議決の妥当性について議論を深める、新たな組織を立ち上げたい」と、抱負を語る。
○…1955年生まれ。高校1年で高座郡海老名町が市制施行して海老名市になった。「川の向こうの厚木みたいに海老名も賑やかになるといい。漠然とそんなことを思った」。成人して家業を継ぎ、先輩後輩と地域貢献に取り組むなかで祖父と父が歩んだ政治を志した。95年の初当選から四半世紀、田園風景と緑、市街地が調和する海老名市の発展に議会人として尽くしてきた。
○…海老名市議会には22人の議員がいる。そのうち3期から1期目の議員が17人で全体の7割強を占める。4期は3人、5期は不在で6期と7期が1人ずつ、39歳で初当選した当時の議員はもう議会にはいない。コロナ禍と来年の市制施行50周年を引き合いに出し「これからの行政運営にはより多くの視点が求められる」と見立て、この点と経験を踏まえ「議論を深める議会」を標榜する。
○…7年前の議長在職時に胃がんを患い、胃を全摘出した。それ以来「何か気になることがあっても、(感情に)ひっかからなくなった」。周囲からは「丸くなったと言われる」。ひとつ年下の妻とは結婚して43年。すでに独立した1男1女は近居で4人の孫に恵まれ、今月10日で65歳となり人生の円熟期を迎えた。すくすくと育つ孫世代に「いい海老名を残したい」
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