男子シンクロ高飛び込みで東京五輪代表に内定した座間市出身の伊藤洸輝選手(日本大4年・JSS宝塚)が6月21日、座間市役所を訪れ出場を報告した。夢の舞台を前に伊藤選手は「これからの1カ月でコンディションを整え、メダル獲得を目標に頑張りたい」と述べた。
伊藤選手は座間市入谷の生まれ。体が弱く高熱が出やすい体質だったことから、生後7カ月から海老名のコナミスポーツクラブでスイミングを始めた。母親の恵美さん(56)は「プールに通い始めたら熱も出さなくなった。幼稚園に入る頃には4種目泳げていた」と振り返る。伊藤選手は0歳で体操も始めた。
入谷小1年の時から母親のすすめで相模原ダイビングチームで飛び込みを始めたが「低学年は中途半端な気持ちで続けていた」。4年生のときに「本気でないなら辞めなさい」と母に言われ、「オリンピックに行ってやる」と宣言した。
この頃から将来の夢が「五輪出場」になり練習にのめり込んだ。兄の瑞輝さん(25)は「練習が終わっても疲れ知らずで家で倒立をしていた。本当に練習が好きなんだなと見ていた」と話す。
6年生で全国優勝を飾り、座間西中1年、2年では全国JOCジュニアオリンピック大会を連覇。帝京高校進学と同時にJOCエリートアカデミーに入校し、高校3年でインターハイ優勝。大学でも着実に実力をつけ、先月行われたワールドカップで村上和基選手とペアを組んだシンクロ高飛び込みで決勝に進出し、東京五輪代表の内定をつかんだ。
開催延期が決まった時は不安だったが「目指すところは常に同じ。毎日変わらずに練習をして体づくりをしていた」と話す。演技では宙返りのスピードや動きのキレに注目して欲しいという。
表敬訪問で佐藤市長は「座間出身の伊藤選手の活躍が、座間の子どもたちの希望になる。市民全員で応援したい」と激励。伊藤選手は「オリンピックで活躍できるよう頑張る。目標はメダル獲得」と話した。
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