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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2021.07.16

海老名の学童保育
動画でグランプリ
賞金で図書館バス実現へ

  • 受賞式で使った飛び出す絵本を手に持つ増渕さん(左)と中峰さん(右)

  • 子どもたちやスタッフが動画に出演(動画は二次元コードから再生可能)

 海老名市国分寺台の学童保育Anchor(松島希理事長)が、ウェブ求人サイト「バイトル」の動画投稿キャンペーンで最高賞のグランプリを受賞した。応募総数は600件だった。





 この動画コンテストは、アルバイトやパート勤務、正社員、派遣、契約社員を対象に勤務先の紹介動画をSNSに投稿して応募するもの。





 グランプリを受賞したAnchor(アンカー)の動画は1分16秒の作品。応募のために投稿したSNSでは投稿から約2カ月で4979回再生された。審査員からは「映画のようなストーリー性があり、働く人の魅力がよく伝わる。映像としても魅力的」と評価された。





 動画づくりは子どものころに学童保育に通ったことがある海老名市在住で大学生アルバイトの増渕開渡さん(21)と中峰陸歩さん(21)が担当した。同じく学童に通っていた大学生や高校生が本人役やナレーションなどで参加した。





 制作期間は1週間。応募期間は3月31日から5月31日までで、募集前からこの企画のことは知っていたが「学業やアルバイトで時間が取れず挑戦できないでいた」という。そんななか学童の子どもたちから「協力するから早く動画を作ろう」と促され制作にとりかかり、締め切り3時間前に応募した。





 7月3日の授賞式には増渕さんと中峰さんが出席。賞金1000万円の使い道を聞かれると、スタッフが授賞式のために手作りした飛び出す絵本を使い「国分寺台地域の町おこしをしたい」と述べたという。





 増渕さんと中峰さんは「Anchorのみんなはもちろん、地域の人が見守ってくれているからグランプリに選んでいただけた」と感想を語った。





 地域おこしに向けては、現在は企業と連携し、中古バスに図書を所蔵する『図書館バス』の実現に向けて動き出している。受賞動画は「バイ撮る」で検索できる。

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