大和税務署管内団体長会の会長を務める 吉川 精一さん 座間市入谷西在住 71歳
朴訥(ぼくとつ)な人柄に生まれる信頼
○…大和税務署管内の税務関係団体長の集まりの代表に就任した。3年前に大和青色申告会の会長になったばかりで「もう少しのんびりしたかったな」と本音もポロリ。少子高齢化による事業継承など、管内の企業が抱える課題はどこも共通。「各団体同士連携を取り合って、会員企業の支援をしていきたい」と抱負を語った。
○…生まれも育ちも座間市。周辺は「住宅は増えたけれど今とあまり変わらない」自然の多い場所。幼少時は山や川、寺社の境内などで暗くなるまで遊んだ。まだプールのなかった時代、夏のこの時期は、毎日のように近所の年長者らと自転車で相模川まで泳ぎにいった。不動産業を営む兼業農家の父からは、家業を継ぐことを期待されていたが就職を希望。「地方転勤がない地元企業なら」と了解を得、県内の都市ガス関連企業に入社した。
○…会社の合併話が出たこともあり、50歳で早期退職。家業を継いだ。青色申告会との関わりはそれ以来。「電話での相談など、職員の対応が丁寧で頼もしい」と信頼を寄せ、若い事業主に入会を勧める。
○…日焼けした精悍な顔とすらりとした四肢。「歳をとるとともに太れなくなったよ。お酒も会社をやめてからあまり飲まなくなったし」と頭をかく。健康の秘訣はなんと言っても畑仕事。不動産会社の傍ら、トマトやナスなどの路地野菜を丹精込めて作る。「育ちが農家だからね。畑にいるのが楽しみ。無心になれるし、ストレス解消にもなる」と破顔。大和市在住で紅白歌合戦の総合司会なども務めた元NHKのアナウンサーと同姓同名。「税務署で一度お会いしました。よく間違われるんですけど私は人前で喋るの苦手だから」と照れくさそうに笑った。
|
|
|
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>