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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2021.09.03

海老名市コロナ対策
自宅療養者支援を強化
10人増員で30人体制に

  • 自宅療養者に健康確認の電話をする市職員

  • 辞令交付を受けた職員

  • 買い物代行支援

 海老名市では新型コロナウイルスによる自宅療養者の急増に伴い、9月1日付けで「自宅療養者支援チーム」を10人増員し、30人で対応にあたる。チームでは健康状態の確認や、買い物などの生活支援を行っている。



 海老名市は今年2月、自宅療養者や濃厚接触者で近隣に頼れる親族がいない人を市職員が支援する「自宅療養者支援チーム」が発足した。



 総勢20人のチームでは1日2回の電話による安否確認のほか、食料や日用品の購入、ゴミ出しを代行支援している。4月に県と覚書を締結し、県が提供する自宅療養者の情報に基づき支援にあたっている。支援は午前9時から午後5時までで、土日や祝日も対応している。



 海老名市内の自宅療養者は4月に43人だったが7月は135人、8月は24日までに448人に増加した。そのため市は健康状態の確認や買い物代行に6人、ゴミ出し代行に4人の補充を決めた。



 8月26日の辞令交付式で内野優市長は「自宅療養者にもしものことがないように対応してほしい」と訓示した。



市役所に拠点



 健康確認の担当者は市役所3階の放送室を拠点に、まずは県から情報提供のあった新規の自宅療養者に電話をし、市の支援メニューを説明。希望があれば、1日2回の健康確認や買い物代行をしている。



 27日の健康確認では、職員が症状の変化や体温、気になっていることなどについてメモを取りながら確認。療養者のパルスオキシメーターの値が改善してきたと分かると「良かったですね」と応じていた。8月にはこの健康確認の電話から救急搬送につながった例が3件あった。また電話に出ず連絡不通の場合は救急隊が派遣されることになっている。



 買い物支援では、希望の品を伝えると、市職員が市内協力店舗と調整した後に商品や金額を提示。療養者が了解すると翌日には職員が店舗から商品をピックアップし、自宅まで届けている。最近ではスポーツ飲料やトイレットペーパー、冷却シートを希望する人が増えているという。

 

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