座間市と厚木市をつなぐ座架依橋下の河川敷にあるパークゴルフ場が、11月1日にリニューアルオープンする。市民グループが「手作り」で整備してきたもので、2019年の台風被害を乗り越えて完成させた。
パークゴルフ場は、土手沿いの広場に毎年スイセンの植栽活動を行っている「花を咲かそうボランティアの会」(野島誠一郎会長)が高齢者の健康維持のため2016年に18ホールを整備。現在は会から派生した「座間パークゴルフ遊楽会」が運営する。
造成から運営、コースの周囲を彩る花壇の手入れまですべて市民のボランティア。土地は市と協定を結び、無償で借り受けている。
2019年10月、台風19号が上陸。ゴルフ場に浸水したのは初めてで、資機材は濁流にのみ込まれ流出。花壇も壊滅的な状況になった。野島会長は「言葉を失う甚大な被害だった」と振り返る。
復旧を検討するなかで、設備を刷新することを決定。排水管を切ってホールカップとしていたところを専用のカップに変更し、芝生の範囲も1・5倍に拡大させた。資金は積立金のほか寄付金を募り調達した。野島会長は「他に見劣りしないコースにしたいと一致団結して実現できた」と自信をみせる。特徴的な花壇は寺岡武夫副会長=人物風土記が中心となって整備を行っている。
11月1日(月)から7日(日)は無料の体験教室や一般開放を実施する。体験教室はクラブやボールも無料貸出。混雑を避けるため要事前予約。11日からは初の市長杯も開催される。(問)寺岡副会長【携帯電話】080・9046・1832
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