海老名・座間・綾瀬 社会
公開日:2021.12.10
座間のラン、芸術に
豊洲のデジタルアートに参加
座間洋らんセンターが、世界的に活躍するアート集団が手掛ける空間芸術の作品づくりに参加している。東京・豊洲にあるデジタルアート施設「チームラボプラネッツTOKYODMM」の作品『Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体』で空中に浮かぶランの品質の維持を担っている。
今年7月に発表されたこの作品は、鏡張りの空間に生のラン1万3千株以上を吊り下げて、360度花に囲まれた感覚になるアート空間。座間洋らんセンターはランの大部分を供給し、専務の加藤春幸さんが施設に毎週、足を運んでいる。
加藤さんは「『ランをアート作品に』と依頼を受けたときは驚いた。生産者の常識とアーティストの常識は異なるが、一緒に作品作りができ楽しい」と未知の仕事に可能性を見出している。
若者をはじめ世界から注目を集める施設に参加することについて加藤さんは「これまでランに触れる機会の少なかった人たちが、美しい、きれい、と感じてもらえたらこんなに幸せなことはない。座間で育った花ということも地域の誇りだと思う」と微笑む。
チームラボプラネッツの藤畑智史さんは「オープンから5カ月間、季節が移り変わっても良い状態に保たれているのは、加藤さんのアドバイスによる部分も大きい」と仕事ぶりを評価している。
入場料は大人3200円。来年末までの公開予定。施設の情報は公式ページにて。「リームラボプラネッツ」で検索。
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