県央地域にゆかりのある音楽アーティストや動画クリエイターがタッグを組み、「2030年の10万人音楽フェス開催」という目標を掲げたプロジェクト「OTONARI Project」が始動した。キックオフ企画として6月4日(金)には海老名市内でライブ演奏を伴う映像作品を撮影する計画で、この計画に対するクラウドファンディングも実施している。
プロジェクトは、海老名市や厚木市、座間市など神奈川県の県央地域を地元にする若者が、地元の魅力を広く発信し、文化を盛り上げたいと立ち上げた。海老名市出身で「一般社団法人海老名扇町エリアマネジメント」の理事でもある鈴木輝彦さん(34)がリーダーを務めるほか、座間市出身の歌手・ナミヒラアユコさん(30)、厚木市出身でラッパーの橋本翼さん(34)などアーティストやクリエイター4人が参加している。
鈴木さんは立ち上げの経緯について「10年近く海老名のまちづくりに携わる中で、都市部でありながら、相模川や大山など豊かな自然が生活の一部となっている、この県央地域の可能性を感じてきた。音楽を通した地元ならではのカルチャーを創り『おとなり』に広げていくことで地元を盛り上げたいと考えた」と話す。プロジェクトでは「2030年に10万人の音楽フェス開催」を目標に掲げ、2030年に向けて毎年規模を拡大しながらライブを開催していく。
地元への思い込めた書き下ろし楽曲
キックオフ企画として、6月4日にはコンセプトをまとめた動画の撮影を行う。撮影では、ナミヒラさんがプロジェクトのために書き下ろした「OTONARI」など3曲を披露。ナミヒラさんは楽曲について「丹沢や相模川など地元の風景がぱっと頭に思い浮かび、歌い継いでもらえるような曲になってほしいと願いを込めて制作した。ラッパーの橋本さんのリリック(歌詞)にも影響を受けた」と話す。撮影した動画は7月17日にYouTubeなどで公開される予定。
プロジェクトでは現在、動画制作にかかわるクラウドファンディングも実施している。寄付の金額によって、6月4日の撮影に鑑賞者としての参加や、動画のエンドクレジットへの名前表示、10月に予定しているライブへの招待などのリターンが用意されている。
鈴木さんは「県央地域には魅力があふれている。地元の方々がその魅力を再発見し、ワクワクするようなプロジェクトにしていきたい」と抱負を語った。
クラウドファンディングは6月2日(木)まで。詳細はキャンプファイアー(https://camp-fire.jp/projects/view/582265)へ。
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