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公開日:2022.07.08

ボクシング阿部麗也選手
2冠、綾瀬市に報告
年内防衛戦、世界も視界

  • 古塩市長に2冠を報告する阿部選手(右)

 「こんなに喜んでもらえるなんて」―。福島から上京して10年、綾瀬市内に住むプロボクサーの阿部麗也選手(29)が1日、綾瀬市の古塩政由市長にアジア、日本の両タイトル奪取を報告し、手厚い歓迎を受けた。

 「綾瀬からボクシングのチャンピオンが出るなんて」―。表敬訪問を受けた古塩市長は、阿部選手が獲得した2本のベルトを前に、市民の偉業を称賛した。

 阿部選手は、今年5月に墨田区総合体育館で行われた、WBOアジアパンパシフィックフェザー級と日本フェザー級のダブルタイトルマッチに勝利して自身初のタイトルを2冠制覇で獲得。年内にも防衛戦がある予定。

 1993年生まれの阿部チャンプは福島県の猪苗代町出身。小学生のころ畑山隆則の世界戦をテレビで見て、プロボクサーに憧れた。高校卒業後に就職で上京。KG大和ボクシングジム(片渕剛太会長)でボクシングを再開し、13年にプロデビューした。プロ通算戦績は27戦23勝(10KO)3敗1分。

 3年前から綾瀬市に住み、妻と2人の子どもの4人家族。午後5時まで工場で働き、帰宅後に自宅周辺をロードワークし、午後8時から2時間、ジムでトレーニングをする。週6日、10年以上その生活を続ける。

 この日、市役所を訪問したチャンプに綾瀬市は奨励金をはじめ市名産品会のギフトセットや地場産の野菜を贈った。阿部選手は「今回の2冠で『世界』を口にできる位置まできた。座間にはスパーリングの指名ももらった井上チャンプがいる。チャンプを見上げてばかりいないで自分もさらに頑張りたい。仕事は絶対にやめない」と、勤務先への恩義も語った。

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