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公開日:2022.08.12

横山養豚綾瀬横山利佳さん
史上初の3連覇
格付け「極上」で圧倒

  • 山口理事長から名誉賞の優勝旗を授与される横山さん=8月4日・レンブラントホテル海老名

  • 横山利佳さんが手掛け、枝肉審査「去勢の部」で「極上」の格付けを得て1位になった枝肉(中央)=協会提供

  • 感謝状を贈る唐池学園の鶴飼理事長(左)

 豚肉の出来栄えを競う神奈川県肉豚共進会の表彰式が4日、海老名市内で行われ、綾瀬市吉岡で横山養豚綾瀬を営む横山利佳さん(41)=人物風土記が、最高賞にあたる名誉賞(農林水産大臣賞)を3期連続で受賞した。3連覇は史上初という。

 この共進会は県内の養豚農家35軒でつくる一般社団法人神奈川県養豚協会(山口昌興理事長、海老名市本郷)が毎年、県の後援を受けて開催している。昨年と一昨年は新型コロナの影響で中止され、今年が3年ぶりの開催となった。審査は5月に横浜市内の食肉市場で行われ、この日は顧問の堀江則之県議(厚木)や綱嶋洋一県議(綾瀬)らを含む約80人が出席して表彰式が行われた。

 出品された豚は去勢豚と雌豚を一組とする88組176頭。これを生体と枝肉に分けて県畜産技術センターや国内格付機関などでつくる審査員が格付、採点し、総合得点で順位を付けた。綾瀬市からは地区別で藤沢市に次いで多い16組が出品された。

 総合1位の名誉賞を獲得した横山養豚綾瀬の横山利佳さんが出品した豚は、枝肉審査で去勢、雌ともに最高ランクの「極上」を獲得した。横山さんは、家族経営の横山養豚(横浜市泉区)で綾瀬市吉岡の養豚場を担当し、常時約700頭を肥育。年間約2千頭を出荷し、横山養豚全体のおよそ4分の1の出荷を担う。千葉県内の関連施設で生まれ、生後25日ほどに育った子豚を綾瀬へ移し、およそ半年間、肥育する。「背が低くて足が短く太い、どこから見ても長方形」の豚づくりが高く評価されている。

 総合2位は横山養豚の横山清さん(横浜)、3位は石崎ファームの石崎芳彦さん(平塚)。綾瀬市のブライトピックが総合13位、飯島産業の飯島忠晴さん(座間)は15位に入り、それぞれ優良賞を受賞した。

児童施設に寄付

 この日は主催する養豚協会から神奈川県社会福祉協議会児童福祉施設協議会を通じて児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、乳児院の48施設2366人に豚肉、合わせて300キロが贈られた。

 表彰式に出席した同協議会の会長で社会福祉法人唐池学園(綾瀬市)の鶴飼一晴理事長が出席し、感謝状で山口理事長に謝意を表した。

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