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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2022.12.09

海老名市国分寺台
バス再利用で交流の場に
学生らの企画がカタチに

  • 開所式のようす

  • 駄菓子屋仕様の車内で買い物を楽しむ親子

 海老名市国分寺台の学童保育Anchor(アンカー)でスタッフとして働く学生らが、引退した路線バスを改装して交流スペース「よりみてぃ」を国分寺台中央商店会に完成させた。お披露目を兼ねたオープニングイベントを11月26日に行い、大勢の親子で賑わった。

 交流スペースは、コロナ禍で人や地域のつながりが希薄化するなか、「活気を取り戻そう」と学生スタッフらが企画した。相次ぐイベントの中止や授業がオンラインになるなど、当たり前だと思っていた日常が失われる状況に焦りを感じたことがきっかけだった。

 バスを活用するアイデアは、中古車として販売されているのを偶然見かけたことで、「誰でも知っている乗り物だから」とコンセプトにも合致した。

 学生らの趣旨に賛同した相鉄バスから、現役運行を終えた路線バスを3月に譲り受けると、プロジェクトは加速。取り組みを知った地元企業が敷地の地盤整備や内装のリフォームに協力し、挑戦する学生らの背中を地元商店会が支えた。

 「よりみてぃ」の名前の由来は「よりみち」と「コミュニティー」を掛け合わせたもので、気軽に立ち寄ってほしいという願いを込めた。

まちを元気に

 オープニングイベントでは子ども達の夢を叶えようと、車内で「駄菓子屋」が開かれた。会場となった国分寺台中央商店会では地場野菜の販売やオリジナルバッグづくりなどの教室も行われ大勢の参加者で賑わった。

 学生リーダーを務める中峰陸歩さんは「学生の挑戦にたくさんの人から協力をいただき、ようやく完成することできた。よりみてぃを始点に海老名を元気にしたい」と話していた。今後は水曜と土曜にオープンする予定で、多くの人に利用してほしいとしている。

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