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公開日:2023.03.31
海老名警察署
学生2人に感謝状
放火容疑者検挙に貢献
海老名警察署(下山幸男署長)は3月20日、放火事件の容疑者検挙に貢献したとして海老名市在住の大学生、川崎航平さん(21)と高校生、幸田モハマド亜吏さんに感謝状を贈呈した。互いに面識ない2人によるとっさの連携プレーが容疑者の検挙につながった。
同署によると、3月8日午後6時ごろ、海老名市内を散歩していた川崎さんが歩道上で不審な動きをする70代の男性を発見。男性が川崎さんの視線を逸らすようにその場から立ち去ると、付近の枯れ草から火の手が上がったという。
放火を確信した川崎さんは、偶然通りがかったジョギング中の幸田さんに容疑者の特徴や立ち去った方向を伝えて写真を撮るよう頼み、110番通報した。一方、幸田さんは200mほど走って追いかけ、付近の団地に入る容疑者の容姿をスマートフォンのカメラ機能で撮影。駆け付けた警察官を誘導した。
川崎さんは「ドラマのワンシーンのような場面にも関わらず、冷静な行動ができた」、幸田さんは「捕まえたい一心で、怖くはなかった」と状況を振り返った。枯れ草に放たれた火は膝の高さまでとなったが警察官によって消火。約3平方メートルが焼損する被害だった。
感謝状の贈呈式で下山著長は「枯れ草を燃やしたとしても放火は重大な犯罪。付近には住宅街もあり、延焼していたら死傷者が出る恐れがあった。2人の正義感と勇気ある行動に感謝します」とたたえた。
検挙当日は、市内で4件の枯れ草火災が発生しており、同署では容疑者との関連性を慎重に捜査している。
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