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公開日:2023.10.06

海老名市消防団
体験イベントを初開催
第5分団が自主企画

  • 自主イベントを初開催する海老名市消防団第5分団の団員たち

 地域住民に消防団活動の理解を深めてもらおうと、海老名市消防団第5分団(坂本武慶分団長=人物風土記で紹介)が10月9日(祝)に「カミゴウ消防団体験イベント」を上郷自治館前駐車スペースで開催する。イベントは防災力向上の観点から、地域住民との関係性の構築などを目的としたもの。消防団が単独で企画するイベントは海老名市で初めて。

 同消防団には、20代から50代の男女合わせて11人が所属。自営業や会社員といった仕事を持ちながら、火災や災害が起きると自宅や職場から現場へ駆けつけ、初動対応を担っている。

 管轄エリアは都市化が進む海老名駅西口周辺の扇町とめぐみ町、上郷の3地区。移住者も多く、防災力の向上には地域住民との関係性の構築は不可欠としてイベントを企画。今後を考えると、若い世代の担い手不足も課題の一つだった。

 団員それぞれが本業を抱える中で8月から準備を始め、管轄エリア内にポスターを掲示したり、SNSを活用して周知を進めてきた。消防団を身近に感じてもらおうと、活動紹介や各種相談に対応する「カミゴウ消防団公式LINEアカウント」も開設。副分団長の加藤達也さん(38)は「我々の地域だけでなく、消防団全体の理解が広がれば」と話した。

 当日は消防服着装や消防車乗車などの体験、備蓄食料の無料配布もある。時間は午前10時〜午後1時(雨天中止)。

充足率は約7割

 全国的に消防団の担い手不足が危惧されているなか、海老名市では2000年から定数割れが続いている。高齢化で消防団離れが進み、就業形態の変化に伴って新規入団者が減少。条例定数228人に対し、今年4月1日時点の団員数は162人で関係者は危機感を強めている。

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