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公開日:2023.10.20

座間市
「リユース」をマッチング
10月下旬に実証事業開始

  • 専用ボックス「commonスポット」の使い方を説明する座間市職員

  • commonのユーザー画面

 座間市は、環境省の令和5年度使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業に採択された「あなたの街の思いやりリユースプロジェクト」の準備を進めている。リユース品の循環を環境負荷軽減につなげる取り組みで、10月下旬の開始を予定している。

 同市のプロジェクトは、まだ使える不要品のリユース(再使用)を目的に、譲りたい人と欲しい人をスマホのアプリ上でマッチングするもの。同市と小田急電鉄株式会社、東急株式会社、座間市リサイクル協同組合の4者が協働で実施する。

 マッチングは、東急が地域コミュニティの醸成を目的に田園都市線沿線で提供しているスマホアプリ「common(コモン)」の無償譲渡機能を活用。譲り手はリユース品の画像添付や使用状況などを明記し、貰い手は状態を理解した上で譲渡を成立させる仕組みだ。

 リユース品の受け渡しは、【1】当事者間で日時や場所を決める対面型、【2】座間市内の小田急線駅付近の商業施設や公共施設などに設置する専用ボックス「commonスポット」を活用する非対面型、【3】座間市リサイクル協同組合が粗大ごみの収集ノウハウを生かして市内限定で譲り手から貰い手へ無料で運搬-の3通りから選択できる。

 リユースはごみの削減だけでなく、資源として再利用するリサイクルよりもCO2の排出量とコストが少ないとして、同市リユース推進課では「ごみの削減だけでなく、地球環境に与える負荷を軽減する取り組み」と期待を寄せている。

 プロジェクトの実施については「commonスポット」の設置作業が終わる10月下旬を予定。今後はポスターや市ホームページ等で市民に向けて周知を図り、来年2月下旬まで実証事業に取り組むという。

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