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公開日:2023.12.01
座間市
コールセンター開設へ
デジタル格差対策で
スマートフォンなどのデジタル技術を使える人と、使えない人との間に生じる生活格差の対策として、座間市は12月18日から、座間市民を対象にスマートフォン操作などの質問に答えるコールセンターを開設する。
国が2021年9月にデジタル庁を開設し「デジタル社会の構築」に向けた施策を進めるなか、座間市は21年8月にDX推進担当部署、10月には佐藤弥斗市長を本部長とするDX推進本部を設置した。本年6月からは26年度までを実施期間とする「座間市DX推進計画」を推進している。
この計画では「市民・職員・地域」の3分野でDXを推進し、「市民の幸せ・職員の幸せ」「カタチよりカチ」「行動し、挑戦する」「失敗を恐れない」など8つの原則を掲げ、前例にとらわれない施策を展開する方針を示している。使用者と非使用者の間に生じる生活格差対策として、スマートフォン操作に関する市民専用のコールセンターを開設するための費用約880万円を本年度の当初予算に計上した。
コールセンター(【フリーダイヤル】0120・759・399)は12月18日から24年3月31日まで毎日、午前9時から午後6時まで開設。通話料無料で、スマートフォンなどに関する個別の相談や質問に対応する。市は他にも12月に市役所でスマホ教室を開催。年度末にかけて公民館や文化センターといった地域の公共施設で実施するスマホ教室の開催を後押しする。
座間市では21年3月にLINE公式アカウントを開設し、新型コロナワクチンの接種を皮切りに行政情報の受発信に活用している。公式アカウントの登録者数は9万人超で県内自治体で群を抜く。市のDX担当者は「関係機関の協力も得ながら、スマートで優しい社会を構築していきたい」としている。◆DXとは…デジタル技術を幅広く浸透させて生活をより良くするための変革。
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