綾瀬市自治会長連絡協議会会長を務める 澁谷 鋭(とし)さん 綾瀬市早川在住 75歳
地域のつながりを力に
○...綾瀬市内14自治会の自治会長で構成される、自治会長連絡協議会。今年度から、その会長を任せられた。14自治会中、9人が新しい自治会長に交代する時期と重なり、「大変なタイミングとなりましたが、大きなやりがいも感じます」と意気込みを話す。
○...出身は早川で、綾瀬小・中学校の卒業生。当時、自宅から小学校までは遠く「3年生までは早園分校(現早園地区センター)に通っていました」と懐かしむ。厚木高校に進学した頃も周辺は山と畑ばかり。通学で海老名駅に行くバスは「目久尻川の方から回るルートしかなかった」。相鉄による大規模宅地開発が進んだのは、社会人になった頃。「たまに帰ってくると、見違えるようになっていて驚いたよ」
○...日本大学法学部に通っていたとき、東名高速道路が開通した。「家のそばに海老名SA(サービスエリア)ができたんです」。そこでのアルバイトが飲食業で働くきっかけに。アルバイト先の(株)レストラン西武(現コンパスグループ・ジャパン(株))に就職。都内の店舗などで接客やマネジメント業務に従事してきた。その後、ヘッドハンティングされ大手企業の役員らが利用する接待施設の運営企業へ。「どんな有名なレストランより、高級な料理を提供する華やかな施設だった」と振り返る。
○...単身赴任が長く、地元に戻ったのは63歳のとき。現在は妻と長女の家族と暮らす。自治会への参加は、地域の自治会長に誘われたことがきっかけ。「地元なのに知らない人や知らないことばかりだった」。また、愛犬の散歩中に声を掛けられ、72歳から新日本舞踊も始めた。「一度見に行ったらはまっちゃって」と目を輝かせる。地域での出会いと楽しみを見つけ、地域をより良くするために邁(まい)進する。
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