海老名・座間・綾瀬 人物風土記
公開日:2026.02.06
初めて開かれた綾瀬市オーエンス文化会館のロビーコンサートで演奏した
小松原 麻央さん
綾瀬市在住 37歳
フルートの音色に惹かれ
○…市民に気軽に音楽を楽しんでもらおうと、初めて開かれた綾瀬市オーエンス文化会館のロビーコンサートで、フルートの澄んだ音色を響かせた。中学時代の部活の定期演奏会やコンクールの会場はこの文化会館だった。まさに原点と言える場所での演奏。大盛況に終わった会場の中には祖母や恩師の姿も。「わざわざ聞きに来てもらえるのは嬉しいですね」と笑みを浮かべる。
○…春日台中学校出身。2歳上の兄が所属する吹奏楽部の演奏を聞いた際、フルートの音色に心惹かれ、「私も吹きたい」と入部した。当時は楽譜も読めない初心者。合奏に参加できないこともあったが、「上手くなりたい」という一心で無我夢中で練習に取り組んだ。「徹底してやり抜く大切さを学んだ」と振り返る。以降もフルートと向き合い続け、音大に進んだ兄に刺激を受けて昭和音楽大学に進学した。
○…現在は県内の音楽教室やカルチャースクールでフルート講師を務める。そのかたわら、市内の城山中学校で部活動の指導も担う。教える中で重視しているのは、「良い音、良い響きを出すこと」。技術的なことより、呼吸法や身体の使い方といった基礎を丁寧に指導する。「上手になるために必要なことは遠慮せず言うようにしている。達成感を得ている姿が見られた時は格別」とやりがいを話す。
○…近くに住む姪や甥と遊ぶのが至福のひと時。「月に1回、会うたびに成長している気がする」とほほ笑む。自身は音楽の道に進んだが、部活動を引退すると楽器を辞めてしまう人が大半。一人でも多くの人に音楽を続けてほしいと切に願っている。「どうすれば演奏や音楽を身近に、楽しんでもらえるのか」。綾瀬の吹奏楽の発展を願い、考え抜く。
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