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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2025.06.27

6月18日付で公益社団法人「大和法人会」の会長に就任した
飯室 雅海さん
綾瀬市寺尾釜田在住 71歳

垣根なく、すべての人へ

 ○…大和・海老名・座間・綾瀬の企業およそ2440社が加入するとされる大和法人会の会長に就任した。「法人会がどのような組織かをより理解してもらう必要がある」とし、特に中小企業経営者への理解を促進していくことで、会員増をめざす。あわせて税務署と企業間の橋渡し役となり、社会貢献に努めたいという。「垣根のない開かれた法人会づくり」を掲げ、会員以外の企業にも積極的に門戸を開いていきたい考えだ。

 ○…横浜市鶴見区で育った。高校時代はラグビー部に所属。朝から晩まで厳しい練習に汗を流した。「おかげで忍耐力が鍛え上げられた」と懐かしむ。高校を卒業後は家業のガラス加工業「(有)飯室商店」に就職。工場の移設をきっかけに22歳で綾瀬市に移り住んだ。現場で長距離輸送などを担当していたが、代表の兄が55歳で急逝し、後を継ぐことに。「経営のことは分からず苦労したが、周りに支えてもらった」と感謝を忘れない。

 ○…現在は妻と息子と3人で暮らす。週末に孫たちが小田原から遊びに来ることが「何よりの楽しみ」。3匹の愛犬と妻、孫たちと月に一度の旅行が恒例行事になっている。30年以上続けているゴルフは、ベストスコア89の腕前。海釣りも好きだが、「最近は行けていないので、また挑戦したい」と目を輝かせる。充実した毎日が若さの秘訣のようだ。

 ○…法人会に入会したのは30年以上前で、知人の勧めがきっかけだった。税制委員、委員長を歴任。当時の経済産業大臣に税制改革を提言したこともあった。こうした働きかけが「制度改革の一助となるのでは」と振り返る。法人会は企業と税務署をつなぐ役割を担うと同時に、「摩擦が生まれない制度づくり」も目指していく。

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