海老名・座間・綾瀬 人物風土記
公開日:2025.07.04
座間警察署少年補導員連絡会の会長として、入谷駅周辺にひまわりを植えた
波多野 一彦さん
座間市新田宿在住 70歳
地元愛を育み、見守る
○…ボランティアとして警察署と連携し、少年の非行防止に取り組む少年補導員連絡会。63歳の時に加入し、昨年から会長を務める。地域の子どもたちを巻き込み、入谷駅周辺を清掃し、ひまわりを植えた。「私たちの仕事は子どもの見張りではなく見守り。子どもたちの楽しそうな姿が一番嬉しい」と優しく話す。
○…市内新田宿出身。生家は江戸初期から続く米農家で幼い頃から田植えや稲刈りを手伝っていた。西中学校の一期生で、今のグラウンドにはかつて大きな池があった。「体育館がなく、入学式は校舎の屋上だった」と懐かしむ。卒業後は化学科の高専に通い、学んだ知識を生かし、ガラスフィルムを製造する企業に就職した。
○…当時は窓貼りのフィルムが珍しく、ガラス飛散防止フィルムやカーフィルムなど多数の製品を開発し、客先で貼り方を指導するなど、業界のパイオニアとして駆け抜けた。販路拡大を目指す中で大阪転勤を命じられたが、「先祖から受け継ぐ土地からは離れられない」と辞退し、44歳で独立。地元の座間で(株)デコルを創業した。業界団体の立ち上げにも携わり、現在は業務のかたわら、フィルム施工の国家資格の特別委員も担う。
○…「ここで生きていくと決めたから」と、自治会や学校評議会など様々な役職を引き受けた。人脈を培い、頼み事を聞いてくれる仲間はかけがえのない存在。趣味は無線操縦のヘリコプター模型で、田んぼから大空に飛ばす時は至福のひと時。ただ、「色々な会議が多く、今は飛ばす時間がない」とほほ笑む。昨年の能登半島地震を受け、今は新田宿地区の自主防災組織の立ち上げに精を出す。「新田宿を守り抜く」という思いが原動力。地元への愛を胸に、前へ進み続ける。
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