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海老名・座間・綾瀬 文化

公開日:2025.07.11

海老名市中野
リュウゼツラン 開花へ
高さ8mまで成長

  • リュウゼツランを見上げる清水さん

 数十年に一度だけ花を咲かせるといわれる植物「リュウゼツラン」が、海老名市中野の清水達也さんが所有する農地でまもなく開花を迎えようとしている。

 メキシコなど熱帯地域に自生する多肉植物。根元にある巨大な葉が竜の舌の形状に似ていることが名前の由来といわれる。「アガベ」とも呼ばれ、テキーラの原料として知られる。数十年かけて成長し、黄色い筒形の花を咲かせる。開花後には間もなく枯れていく。

 ここに植えられているものは、庭木が好きだった清水さんの祖父が50年ほど前に自宅の庭に植えたもの。大きく成長する中で庭に植えておくことのできる場所がなくなり、20年ほど前に現在の場所に植え替えた。

 今までは成長しすぎた葉を切ったり、農作業のついでに農薬を散布したりする程度で、特別な手入れはしてこなかったといい、新しい葉が育っては古い葉を落とすことを繰り返していたという。

 4月末ごろに観葉植物を栽培する知り合いがリュウゼツランを観察したところ、株の中央に花芽を発見した。その後も順調に育ち、現在は茎が約8メートルまで成長。上部にはつぼみもある。

 清水さんは「私自身も50代で、小さなころから見てきた。リュウゼツランと一緒に成長してきたと感じている。花を咲かせるのが楽しみで、待ち遠しい」と期待に胸を膨らませている。

 場所は神奈川西郵便局や入内島交差点の近く。清水園芸直売所付近の温室がある交差点の一角。

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