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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2025.07.18

海老名・綾瀬小中学校
体育館の空調完備へ
座間市は検討中

  • 綾瀬市や海老名市の一部学校で導入された「スポットバズーカ」。強い冷風が遠くまで届く

 海老名市と綾瀬市が、体育館のエアコン設置を今年度末までに完了する。児童・生徒の暑さ対策と避難所としての環境改善の一環。座間市での設置はなく、学校の老朽化や国交付金の活用などを視野に検討している。

 文科省の調査によると、昨年の全国の小中学校体育館の空調設置状況は22%で、東京都が92%。神奈川県は14%とやや低い。

 海老名市は今年度中に全小中学校に設置する計画で、小学校13校のうち残りは東柏ケ谷小の工事のみ。中学校6校のうち、年度末までに海西中・今泉中・大谷中の3校で設置する予定。

 海老名市には学校の移転や統合などの計画もあるため、工事の規模も様々で、館内の一部を冷やす機器をリースで導入した学校も。

 2019年10月の台風19号の際は、城山ダムの緊急放流もあり、小中学校に3716人が避難した経緯もある。

 綾瀬市は4カ年計画で小中学校体育館に設置を進め、23年度に全5中学校に設置。小学校は昨年度、全10枚のうち半分の5校で設置し、今年度末までに残り5校(綾北小・寺尾小・北の台小・土棚小・落合小)に設置する予定。いずれも災害時に72時間動かせるガス発電機も備えている。

 座間市の小中学校体育館(17校)は空調が設置されていない。市内小中学校の85%以上は築40年を経過し、今後移転や建替えの可能性が生じている。「空調設置は待ったなしだが、整備が無駄になってはならない」(担当課)という背景もある。一方で国には断熱化を要件とした空調整備の交付金などもあり、市は早期設置に向け検討を進めているという。

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